S31 最終7位 壁ルギアジガルデでどっすーん!
こんにちは、神谷月音です!
シーズン31は、初めて使った系統の構築で最終7位を取ることができました!
選出パターンがある程度決まっていてとても使いやすい構築だったと思うので、是非参考にしていただけると嬉しいです。
レンタルパ是非使ってください!
構築経緯
S30のふかさん
【剣盾S30】炎上鳳凰ジガルデ【最終8位/28位】 - ふかふかの深み
やぴりかさん
【S30 最終29位】ぴりか式壁×積みサイクル♡ - VTuber兎に角ぴりかの構築置き場
の構築を見て、壁下の珠龍舞ジガルデの技範囲が広く、数値受けやてんねん以外で止まらない性能を持っていて、また環境トップのザシアンにも1舞すれば勝てることが強いと思ったのが始まりです。
まず、ジガルデと組ませる壁要員としてルギアを選択しました。
ルギアで壁を貼ることの主な強みは、
・特性マルチスケイルと高いS種族値により、ザシアンやカイオーガなどジガルデの苦手な多くのポケモンに対して両壁+1回以上の行動ができる。
・でんじはで裏のサポートができる。
・選出画面でジガルデと並べることで、ジガルデの型をみがわりとぐろ型と相手が誤認する可能性がある。また、選出画面でルギア自身の型も読まれにくい。
です。
次に、ルギアとジガルデで荒らした後にスイープをしたり、ルギアが黒バドレックスやザシアンに倒された後に出す駒として強い、スカーフメタモンを採用しました。
次に、壁下でカイオーガを起点に裏のザシアンまで貫くことができ、相手のメタモンにコピーされたジガルデを止めることもできるため相性の良いのろいナットレイを採用しました。
また、壁+珠ジガルデは相手の対面選出には強いですが、ヌオーやポリゴン2などといった受けポケモンで簡単に止まってしまいます。
そのような相手の受けポケモンの選出を抑制するのと、後述のガオガエンと合わせて受け系統の構築を崩すことのできるコスモパワーゴチルゼルを採用しました。
最後に、ここまでで重めな黒バドレックスやこおりタイプに強く、積みポケモンの起点作りもできて周りとの噛み合いが良いガオガエンを採用しました。
個別解説
ルギア@ひかりのねんど
特性:マルチスケイル
性格:おくびょう
実数値:181-x-151(4)-142(252)-174-178(252+)
エアロブラスト リフレクター ひかりのかべ でんじは
この構築の壁サポート要員です。
高い種族値と特性により、あらゆるポケモンに対して行動回数が確保できるので、壁貼りとしてのポテンシャルは非常に高いポケモンです。
また、ジガルデの苦手なザシアンオーガに対して行動回数が確保でき、ジガルデとの受けの補完も氷タイプ以外は取れているので、ジガルデとの相性も良いポケモンです。
壁ムゲンダイナもザシアンオーガに展開できる壁貼りポケモンですが、黒バドレックスやスカーフヒヒダルマ等のポケモンにワンパンされてしまうことを考えると、初手に出しにくいパターンが多いと感じていました。
それに対してルギアは特性マルチスケイルにより基本的にワンパンされることがないのと、でんじはで起点回避ができるのがムゲンダイナにはない強みです。
努力値振りは、耐久に振らなくても行動回数の稼げる耐久&特性があるため、CSベースで十分でした。Cに振ることで相手のポケモンにエアロブラストで削りを大きく入れられるので、裏のジガルデやメタモンで抜いていくプランが立てやすくなりました。
ジガルデ@いのちのたま
特性:スワームチェンジ
性格:いじっぱり
実数値:187(28)-167(252+)-141-x-115-144(228)
フォルムチェンジ後:295(28)-167(252+)-141-x-115-134(228)
サウザンアロー げきりん いわなだれ りゅうのまい
この構築のメインの積みアタッカーです。
壁ターンをより生かすために、展開の速い命の珠+りゅうのまい型で採用しました。
最速の場合1舞で最速ザシアンや黒バドレックスを抜けたりとメリットはありますが、ルギアのでんじはでのサポートがあるため火力を重視してのいじっぱり、Sは準速霊獣ランドロス抜きです。
攻撃技はメインウェポンのサウザンアローとげきりん、サブウェポンにホウオウやヌケニンなどを意識してのいわなだれとしました。
メインウェポンのダイマックス技がじめんとドラゴンなので、ダイマックスしたときに相手が物理でも特殊でも打ち合いに強いというのがとても優秀です。
数値受けのポケモンやいかくサイクルには弱いですが、全ての技を半減以下で受けられるポケモンがいないので、相手の構築を荒らす性能がとても高いです。
ルギアで壁を貼ってからこのポケモンで3タテしてしまうことも少なくはなく、使う前から比べるととても強いポケモンだと感じました。
ナットレイ@オボンのみ
特性:てつのトゲ
性格:のんき
実数値:181(252)-124(76)-166-x-159(180)-22
ジャイロボール パワーウィップ やどりぎのタネ のろい
ザシアン+カイオーガに強い積みアタッカーです。
ぴりかさんの使用されていたナットレイを参考にしてほぼ同じ調整で採用しました。
ジガルデと同じく、壁ターンを生かすために早い展開で積んで攻撃することを想定しているので、食べ残しではなくオボンのみでの採用となります。
積み技はザシアンからの攻撃のダメージを抑えつつ火力を上げるために、のろいを選択しました。
メインウェポンのパワーウィップはカイオーガを倒す速度を考えて火力重視で採用しましたが、みがわりカイオーガまで貫通できるタネマシンガンでもいいと思います。
ジガルデほど選出率は高くはなかったですが、刺さる構築にはしっかり刺さってくれたので良かったです。
ガオガエン@たべのこし
特性:いかく
性格:しんちょう
実数値:201(244)-136(4)-111(4)-x-154(236+)-83(20)
DDラリアット おにび ちょうはつ すてゼリフ
主に後述のゴチルゼルと合わせて選出して勝てそうな構築や、動きやすそうな構築に対して選出して起点作りをします。
主に黒バドレックスを意識してHDベースの調整としましたが、黒バドレックスにもルギアジガルデメタモンのような選出をすることが多かったので、ネクロズマやザシアン意識でHBのほうが強かったかもしれません。
基本的にはルギアの壁から展開した方が強いので選出率はあまり高くはありませんでした。
ゴチルゼル@カゴのみ
特性:かげふみ
性格:ずぶとい
実数値:175(236)-x-161(252+)-115-133(20)-85
アシストパワー コスモパワー ちょうはつ ねむる
この構築の受け選出抑制&受け破壊要員です。
構築単位でカバルドンが重めなこともあり、カバルドン入りに出すことが多かったので、定数ダメージ効率の関係でHPを16n-1の175としています。
ジガルデでは崩すことが出来ないポリゴン2やヌオーなどの耐久ポケモンの選出を選出画面で抑制してジガルデを通す役割を果たしたり、壁やガオガエンの補助と合わせて主に耐久ポケモンや積み技のない物理アタッカーを起点にして全抜きを狙います。
相手の構築によっては択になりやすいポケモンですが、裏でサポートをすることである程度は択を解消できる強いポケモンだと感じました。
メタモン@こだわりスカーフ
特性:かわりもの
性格:おだやか
実数値:155(252)-68-68-68-100(252)-68
へんしん
基本的にはルギアとジガルデの裏に置いて、削れた後の相手のポケモン達をスイープする役割を持ちます。
特にルギアはじこさいせいがあると思って立ち回ってくれることが多いため、ランドロスやザシアンが積み技を使ってくれることも少なくはなかったのでその切り返しとしてとても強かったです。
ルギアジガルデメタモン以外の選出パターンで選出することはほとんどありませんでしたが、多かった黒バドレックスザシアンにはほとんど選出していたので、選出率は高かったです。
選出と立ち回りについて
基本的には下の①~③の選出パターンが多かったです。
どれもサポート+積みで展開して試合を組み立てる戦法です。
①ルギア+ジガルデ+メタモン
この選出が一番汎用性が高く、最も多かったパターンです。
初手のルギアで相手に合わせて壁を貼ったりでんじはを入れたりエアロブラストで削ったりした後、ジガルデでりゅうのまいから相手の構築を荒らし、最後にメタモンで相手のポケモンをコピーして削れたポケモンをスイープするのが基本の動きです。
ただしルギアがザシアンに倒されたときなど、場合によってはジガルデからではなくメタモンから崩しに行くというような臨機応変な立ち回りが大切です。
メタモンの通りがあまり良くないときにはこの選出をすることが多かったです。
ナットレイはザシアンオーガやヌオー入り構築に、ゴチルゼルはムゲンダイナ、ホウオウ絡みの受け構築や、スタンダートな構築にラキヌオーやトリトドンやカバルドンなどの受けポケモンが入っている構築に投げたりしていました。
立ち回りは①の選出と同様ですが、ゴチルゼルを出す場合はTODを見越してルギアを切らずに残す立ち回りが重要です。
受けポケモンが多く入っている構築で、ゴチルゼルを通せそうなときはこの選出をすることもあります。
ゴチルゼルで1体倒した後に全抜きが出来そうにない場合は、敢えて最後まで倒さずに削りを入れてTODを仕掛けに行くなどの工夫が必要です。
重いポケモン
・みがわりとぐろ型ジガルデ
みがわりとぐろ型ジガルデの処理方法が限られているので、取り巻きによっては選出択になってしまうためとても重いです。
・みがわり剣舞ザシアン
ルギアの前でみがわりを残されるとメタモンを展開できなくなるのでとても重いです。
インファイトまであるとナットレイまで倒されてしまうので、そこまでいくとどうしようもありません。
・とんぼ返りランドロス+黒バドレックス
初手ルギアvsランドロス対面でリフレクターから入った場合、下からとんぼ返り→黒バドレックスのような動きをされると両壁を貼れない展開になるので注意が必要です。
ルギアからの展開を防がれるのでとても重いです。
結果
TN ソード 最終7位/2061
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